相続放棄と限定承認の手続はどうやる? - 意外と知られていない 相続放棄と限定承認

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相続放棄と限定承認の手続はどうやる?

莫大な借金を含むときの相続で、それら負債をすべて引き継がずに済む方法が、相続放棄や限定承認になりますが、これにも手続が必要です。
この点もとても大事ですので、よく確認しておいてください。

特に間違えやすいのが、相続放棄の手続きです。
これは相続する権利を完全に放棄するものになりますから、ただ単に「相続はしない」と宣言さえすれば、放棄できたと思われやすいんですね。
実はそのような手続きだけだと、相続を放棄できません。
最初から放棄するつもりでそもそも相続問題に関心が薄く、必要な手続きをしていない場合、相続手続きの期限を過ぎる恐れがあります。
このときは遺産をすべて単純相続したとみなされ、それ以降はもう放棄できない場合もあるんです。

これをきちんとやるには、家庭裁判所での手続きが必要です。
といっても、必要な書類を提出するだけですので、難しいことはありません。
相続を放棄する申述書がありますのでコレを記入し、あとは故人の戸籍抄本や住民票、相続人の戸籍抄本、収入印紙と切手を添付して提出すればOKです。
提出する家庭裁判所は、故人が亡くなったときの最後の住所にもっとも近い場所になります。
このような手続きをやっていない場合、どれだけ多くの人に相続を放棄する意思を伝えても、放棄はできていませんので、気を付けてくださいね。

限定承認も同じで、専用の手続があります。
こちらは先ほどと違って、法定相続人の全員で意思を統一する必要があります。
少なくとも誰かがすでに相続を承認してしまうと、もうこれはできません。
限定承認を考えているなら急いで相続人の全員に連絡し、相続の手続きを一度止めてもらう必要があります。

提出する書類は、限定承認の申述書です。
これは法定相続人の全員の連名で作成し、提出します。
提出先はやはり故人が住んでいた最後の住所にもっとも近い家庭裁判所で、提出にあたって戸籍抄本や収入印紙、切手などの添付書類も必要です。
コチラの場合は、さらに相続財産の目録という特殊な書類も必要ですので、これも合わせて作成し、添付してください。

このように、相続放棄も限定承認も、家庭裁判所での手続きが必要です。
それぞれ認められたら裁判所から通知が来ますので、これら手続きを忘れないようにしてください。